【FRANK WEDNESDAY】
ラルフローレンしか着ない男達 : Lo-Lifeのはじまり

【FRANK WEDNESDAY】
ラルフローレンしか着ない男達 : Lo-Lifeのはじまり

THE ADVENTURES OF RACK-LO: HOW IT ALL STARTED

悪名高きLo-Life クルーの創設者 Rack Lo に今回のコラムを執筆をしてもらったことを私たちは光栄に思う。頭の先から足元までPolo Ralph Laurenを身に纏うRackは、80年代からLo-Lifesに愛と忠誠心を誓い続けている。

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Lo Life’s というクルーになる前は、二つの別々のクルーだったんだ。Ralphie KidsとかGet Money Crewと呼ばれていたSt John’sの窃盗集団と United Shoplifters Association通称USAと呼ばれていたMarcus Garvey Villageの窃盗集団だ。

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自分はどちらの地域にも住んでいた経験があった事から、二つのクルーを繋げる役割を果たす結果となった。1980年に本格的に窃盗を始めるまではBrooklynのCrown Heightsに位置する、RochesterとBuffalo Placeの間にあるSt John’s という所に住んでいた自分は、この地域で犯罪に手を染め始め、当時としては大きな仕事から小さな仕事まで様々な事をやったのを覚えている。どれも捕まれば少年刑務所行きレベルの犯罪だった。

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若造ながらもやれる事にはなんでも手を出していた当時、何年もSt John’sに住んでいたが、BrownsvilleのMarcus Garvey Villageに住む祖父母の家に引っ越す事になり、これが二つの窃盗クルーを統合させるきっかけになった。

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お互い共通したPoloのアイテムを着用し近いファッションセンスを共有するクルーRalphie KidsとUnited Shoplifters Association は街で出くわす事もあり、お互いの事を興味深く観察していた。自分たちが住んでいる地域から外れた場所で出会ったとしても、窃盗を一緒に行う事は無く、むしろお互いを貶める策略が練られていたとも言われているが、結局実行されたわけでは無く、証拠も残っていない。一緒にあちらこちらで、写真を撮る事はあったかもしれないが一緒に窃盗を行った事は無かったそんな時代、俺が二つのクルーの間に入って1988年に*The Lo-Lifesとして統合させた。 二つのクルーの共通目標が入ったその名前は完璧だったし、95%以上Ralph Laurenの洋服を身につけるLo(Poloの意味)ライフスタイルとファッションセンスを表現していて、「Low Down and Dirty」つまり手を汚してでも欲しい物は手に入れるという自分達だけのライフスタイルをも表現していた。

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その後Lo-Lifeである事はファッションと窃盗というエレメントに留まらず、生きる事その物、そして心に誓った絆となった。Poloの洋服をこれから死ぬまで着用する事がなかったとしても、永遠にLo-Lifesとなったのだ。

俺らはストリートの生活とファッションが好き過ぎて、自分達の自由を危険に晒してまで自分達の持っているセンスを表現する事にのめり込んだ。自分達がやると決めた事にはいつでも工夫を凝らし、自分達なりのユニークなタッチを加えて完成させた。

街中でカオスを起こしている時はファッションの歴史に革命を起こすなんて思ってもみなかったけど、驚く事にLo-Lifesは自分達が感じる物を表現してファッションに革命を起こし、ヒップホップカルチャーにも大きく貢献した。自分達にとっては生活をする為のサバイバルとしてやらざるを得なかったこの日常に端を発する、この時代のBrooklyn NYのメンタリティーが世界のキッズ、ティーンから若い大人達を虜にして山火事の様に猛威を振るったんだ。

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Written by Rack-Lo
Curated and Translated by Akeem the Dream

 

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