【FRANK WEDNESDAY】
SEE WHAT I’M SAYIN’ : ACCORDION

【FRANK WEDNESDAY】
SEE WHAT I’M SAYIN’ : ACCORDION

言ってる意味分かる? : MF DOOM『ACCORDION』編。

TTK-DOOM

ほとんどのMC達は自分のことをアーチストと認識するだろう、そこに疑いの余地はない。想像をキャンバスとして使い、ラッパーが発する一つ一つの言葉はまるで、筆のストロークの様に頭の中に作り出したストーリーを描き出す。Slick Rick, Ghostface Killah, Nasなどはヒップホップ界の中でも最も愛されているラッパー達であると同時に巧みなストーリーテラーなのだ。

ラッパー達は言葉を使って自分たちのストーリーを描き出しているが、BrooklynのTTKは本物の塗料を使用する。彼のヒップホップとアートへの愛情を組み合わせた新しいコラムをFrank 151でスタートしてもらった。それがビジュアルで彼の大好きなラップのリリックを讃える本シリーズ、See What I’m Sayin’なのだ。

ここ10年間ぐらい自分の作品を作る際、常にサウンドトラックとして活躍してくれているMadlibとMF Doomによるアルバム「Madvillainy」に敬意を表したい。先見的なヒップホップ作品を作り続けるStone Throw のレーベルメイトである二人が作ったMadvillainyは間違いなくクラシックだ。今回のイラストはアルバム収録曲「Accordion」0:25辺りからの一節からインスパイア。

 

Dick Dastardly and Muttley with sick laughter, A gun fight and they come to cut the mixmaster

訳:「俺らはブラック魔王とケンケンみたいに不気味に嘲笑う、奴らは銃撃戦なのにミックスマスターを切りつけに来やがる」

解説:DoomとMadlibのコンビネーションをチキチキマシン猛レースの名物コンビブラック魔王とケンケンに例え、立ち向かってくる相手を不気味に嘲笑っている。そしてDoomとMadlibには銃撃戦の用意があるのに対し、相手はナイフで切りつけに来ている、「銃撃戦にナイフを持ち込む」という準備ができていない状態を表す表現があるが、相手に勝ち目が無い様子がうかがえる。更にミックスマスターを切りつけに来る(Cutする)には、ミックスマスターつまり、DJであるMadlibがレコードをCutする(スクラッチする)というワードプレーも含まれている。

 

 

ORIGINAL ARTICLE by FRANK151
Curated and Translated by Akeem the Dream