【FRANK FRIDAY】
R.I.P. Phife Dawg of A Tribe Called Quest

【FRANK FRIDAY】
R.I.P. Phife Dawg of A Tribe Called Quest

レストインピース、ファイフ。

3月22日、私たちB-Boysの心に大きな影を落とす重大なニュースが飛び込んできた。
レジェンダリーすぎるHIPHOPグループ A Tribe Called Quest(以下Tribe)のメンバーとして知られる
MCである Phife Dawg(以下Phife)ことMalik Taylorの訃報には全世界のHIPHOP、音楽ファンに衝撃的な悲しみを与えたことだろう。詳しい死因の発表はされていないが、Tribeのドキュメンタリーフィルムの中でもフィーチャーされていた病である糖尿病の悪化が影響していることは間違いないだろう。

デビューして間もない90年に遺伝性の1型糖尿病と診断を受け、医師の話もろくに聞かず脂肪、糖分、アルコールを制限しなかった為、92年には体調を崩したという。自虐的なライム「ファンキーな糖尿病者」をも繰り出すほど付きまっとていた病なのだが、2000年には人工透析を受け、体重は減少し病状は悪化を続け2002年には入院。 2006年から腎臓移植に向け、適合する腎臓を2年間待ち、2008年に移植手術を受けた。その後体調も回復し、メディア、ライブへの出演もしていた。しかし、2016年、重度の病には勝てず45歳の若さで倒れてしまったのだ。

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Phifeは1970年4月20日生まれ、ニューヨーク・ブルックリン出身。
Tribeのフロントマン Q-Tipとは幼馴染でラップグループに誘ったのはPhifeだという点は歴史的な事実として大きい。Tribeの中ではQ-Tipの色気のあるラップに対し、茶目っ気のある雰囲気の声だが、堅実なリリックも印象的なラッパーだった。1998年の”The Love Movement”を最後に解散を発表したが、2000年からは幾度もの再結成があり、2008年には再結成ツアーに密着したドキュメンタリー映画 “Beats Rhymes and Life: The Travels of A Tribe Called Quest”も公開された。

数多くのクラシックスが存在するが2000年にリリースされたソロ デビュー アルバム”Ventilation: Da LP”は過小評価、時代的にスルーされた感もあるがJ Dillaも参加しており個人的には名盤だと思っている。2014年には盟友故J・ディラに捧げる“Dear Dilla”を発表し、近年の活動も精力的で、ソロの新作”MuTTYmorPHosis”も制作していたとのこと。デビュー25周年記念盤のタイミングで、メンバー4人が揃ってTV番組でライブ・パフォーマンスも披露したばかり。今後のソロ活動も、Tribeとしての活動も楽しみだっただけにとても残念でならない。

その証拠に多くの著名人、有名アーティストからメッセージが寄せられ、Kendrick Lamerは自身のライブでPhifeへの追悼をし、RootsのScratchは”Phife Dawg Medley”を公開し、Mac Millerはトリビュートソング”5 Foot Assassin: Larry Fisherman Tribute ”を発表するなど毎時間、毎日、音源やミックスが公開されている。この悲しみは当分続くが、彼の魂は多くのアーティストに心に残り、様々な形で彼の意思が世に放たれることだろう。

心の底からご冥福をお祈りいたします。

Phife Dawg / Dear Dilla

今回は”In Memory of Phife Dawg”と題してして大好きな動画をまとめておきます。


A Tribe Called Quest – Can I Kick It?


A Tribe Called Quest – Scenario


Busta Rhymes x ATCQ x LONS || Scenario || 2012 Brooklyn Hip Hop Festival


A Tribe Called Quest – Check The Rhime


A Tribe Called Quest – Check the Rhime


A Tribe Called Quest – Jazz (We’ve Got) Buggin’ Out


A Tribe Called Quest – Oh My God


A Tribe Called Quest – Find A Way


Phife Dawg ( of A Tribe Called Quest ) – Flawless

最後にもう一つ、個人的にTribeには縁があるのか?Native Tongues縛りのパーティーでDJしたり、2012年に『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ -ア・トライブ・コールド・クエストの旅-』日本語版が公開されたタイミングでStussyさんから声をかけて頂いてDommuneでDJしたりしました。
今回の出来事は本当にショックで、とにかくPhifeの声、Tribeを聞きたくて色々探しててたら2012年にDommuneでDJした際の音源が残っていてじっくり聞いてみました。Phifeのソロ作や客演した作品もピックアップしていてつい泣きそうになり、この思いを少しでも皆様に共感してもらえたらと感じその当時のミックスをアップしましたので是非聞いてみてください。1週間程限定でダウンロードリンクを貼っておきますので週末の外出のお供にしてみてください。

Download : https://www.dropbox.com/s/p088went25jsamn/R.I.P.%20Phife%20_%20ATCQ%20Dommune%202012_10_18%20Sir%20Y.O.K.O..mp3?dl=0

Text by Sir Y.O.K.O.PoLoGod.