【FRANK WEDNESDAY】
A LOOK INSIDE THE RAPPING MUPPETS
VIRAL VIDEO INDUSTRY

【FRANK WEDNESDAY】
A LOOK INSIDE THE RAPPING MUPPETS
VIRAL VIDEO INDUSTRY

ラップするマペット達のヴァイラル・ビデオ業界。

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Words by EVAN WOOD

Doug FunnieがTrap Queenをラップしているビデオを見た事あるだろうか? それではLazy TownとLil JonのStep Yo Game Upのバースとの不適切なマッシュアップは?もし見た事がある人であれば、子供用のテレビキャラクターと大人のヒップホップサウンドをミックスするというミスマッチが楽しい、永遠にシェアされ続けるYoutubeのサブジャンルについてご存知だろう。

34歳の Adam SchleichkornはIs This How You Go Viral? というアカウント名でこのコミュニティーに多くの作品を寄稿している。最近だとBertとErnieがWarren GとNate Doggの“Regulators”をパフォームしているビデオやセサミ・オールスターがBone Thugs-N-Harmonyの“Crossroads” を演っているビデオがある。これらのビデオはこの記事を書いている時点で、それぞれ960,000と1,700,000 ビューを記録している。

 

SchleichkornはノルウェーのユーチューバーStian Hafstad の“Bert & Ernie tries Gangsta-Rap” という作品を見てこのジャンルのビデオについて知ったという。M.O.P.の脅迫アンセム“Ante Up”のリリックを2つのパペットが口パクするこのビデオは現在10,000,000 ビューまで記録している。

 

最初にSchleichkornが製作したキッズテレビとラップのマッシュアップは2012年に作ったセサミ・ストリートのキャラクターがNasの“It Ain’t Hard to Tell” をラップする56秒のビデオだ。この手のビデオの多くは簡単に作った雰囲気があるが良いものを作るのは実はとても難しく、「良いものができるまで時間をかけないといけないんだ」と彼は言う。

 

この最初の挑戦から始まり彼は、アイルランドの民謡”Danny Boy”を歌うマペットショーのマイナーキャラ達を”So What’cha Want”のリリックを交換するBeastie Boysに変換させ(1,500,000 ビュー)、Electric MayhemのDr.TeethをOl’ Dirty Bastardの “Shimmy Shimmy Ya”で発狂させ(763,000 ビュー)、カーミットとフォゼィーベアーにNaughty by Natureの“Hip Hop Hooray”を演らせた(658,000 ビュー)。Schleichkornの作品はジム・ヘンソンの作品をモチーフにしたもので最も成功しているが、BarneyにBiggieの“Get Money”のバースをラップさせ204,000ビュー、スポンジ・ボブにThree 6 Mafiaを演じさせ10,000ビューを獲得している。

Schleichkornのマペットと黄金期ラップの組み合わせは安定した人気を誇っている。男女比6:4の25〜40歳のアメリカ人を特に引きつけているという。彼のIs This How You Go Viral? チャンネルは11000の購読者しか居ないので、普段は外部から注目を浴びているという事となる。彼の“Regulators”のビデオがWarren G自身によってリポストされた時は「中学生時代から聞いている曲を使って作ったビデオが本人に認めてもらえるなんて感無量だよ」と話した。

どのビデオもSchleichkorn自身が好きな曲を選ぶ所から始まる。「昔から巨大なCDコレクションを持っているタイプの子供で、オールドスクール・ヒップホップに関しては最低でも500枚は持っていると思う」

トラックを選ぶと、何度も何度も繰り返し聞いて曲の構造を頭に叩き込む。ビジュアルは使いたい素材を何時間も見る。そして編集作業に取り掛かる時に一番の苦労が待っている。20分かけて、ワンシーンを作ったあと、プレイバックして、最悪の結果になる事が多いという。

 

SchleichkornはYoutubeにペットが曲に合わせて歌うビデオを何年も投稿してきた。猫がPeter Toshの”Criminal”に合わせ、犬がSolo for Doloの“Babycakes”に合わせて歌ったり、猫やトカゲを使ってChipmunkのビデオを再現したりして100,000~300,000ビューを獲得したが「Youtubeスターになる直前のレベルまで行ったんだけど最後の所までは行けなかった」と話す。

Schleichkornは自分の生活が安定してきた時、自分のチャンネルからお金を稼ぐ事を放棄した。現在はNYでフリーランスのビデオの製作マネージャーとして働いていて、Youtube用の作品は自分の時間を使って製作している。Is This How You Go Viral? というチャンネル名は当時のフラストレーションから付けたネーミングであるが、この時代の失敗経験を自虐的に笑うための命名でもある。

もう、YouTubeを通してお金を稼ぐ事は考えていないが、「いつもミリオンビューを狙っているよ」とSchleichkornはビデオのビュー数にはまだこだわっている。

名声は果敢無いが、ネット上の名声は稲妻のように降りてきて一瞬で消え去る。一個のビデオがヒットしたとしても、自分が作る他のビデオもヒットするわけではない。人々がビデオを見て好きになってくれるチャンスは結局運任せだと語る。

彼の“Regulators”のビデオは今現在までで一番のビュー数を誇っていた“Crossroads” のビデオのビュー数を超えるだろう。普段ビデオは時間を空けてリリースするのだが、今回は“Crossroads”の反響が大きかったので、2週間で製作しリリースした。

10月に放送されたMuppets Showでは、スエーデン人のシェフがSugarhill Gangの “Rapper’s Delight” をカラオケパーティーでパフォームすると観客が最初は疑っていたものの最終的には大盛り上がりするというシーンがあった。これらのビデオにオンラインの視聴者達がいつ飽きてしまうかは不明だが、The Muppetsを製作している人々はSchleichkornのビデオについては知っていて、組み合わせに魅力がある事を認めているはずだ。

 

 

ORIGINAL ARTICLE by by FRANK151
Curated and Translated by Akeem the Dream