【FRANK FRIDAY】
TwiGy / 十六小節

【FRANK FRIDAY】
TwiGy / 十六小節

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20年以上前の話になるので思い出そうとするだけで気が遠くなるが、1995年、新宿駅南口側、現在はZARAが入っているビルにお気に入りのタワーレコードがあった。その日はふらっと寄っただけだったがいつもの通りヒップホップコーナーに足を向け、新譜を一通りチェックする。その当時は私も知識が薄かったのでプッシュされている作品には興味があった。ふと特設コーナーに目をやると、日本のヒップホップのCDがレコメンされていた。その中でも一際目に付いたCDが「MICROPHONE PAGER / DON’T TURN OFF YOUR LIGHT」。発売日からそう離れていなかったことを記憶しているが即座に購入し、家で聞いてみるとUSのヒップホップと同じ様に聞ける感覚に痺れた。それは今も変わらず同じ様に思うし、20年以上愛聴している。メンバーのことに関して、当時はUNOのCMでも流れていたMURO/STREET LIFEの短冊型の8cmCDシングルはすでに聞いていたのでMUROが参加しているグループであることはわかっていた。何度も耳を通すうちに気になったラッパーがいた。それは声のトーンが高く、ぶっ飛んだフローが耳を奪うTWIGYの存在。その後はMURO、TWIGYのリリースタイトルは細かく追いかけてほとんどの作品をチェックしていた。個人的には青春の真っ只中に影響を受けたアーティストの一人でもあった。

 

TWIGYのキャリアは長く名古屋時代にDJ HAZUと出会い”BEATKICKS”を結成したところからラッパーとしてのキャリアがスタートし、90年代から現在までをカバーしているラッパーだ。空前のフリースタイルブームが到来し、新世代ラッパーを中心としたさんピンCAMPが行われる2016年に衝撃的なフレコミ「日本語ラップを変革したラッパーTWIGYがはじめて明かす自身の歴史」が舞い込んできた。これはTWIGYによる自伝本の紹介文。この一文だけで発売まで心待ちにしていた。

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無事に5月31日に発売され、速攻手にし読み進めてみたが、生い立ちからヒップホップとの出会い、活動、リリックやラップスキルに対する解説。さらに様々なラッパー、トラックメイカーなど関係者との出会い、印象まで事細かく、当時の貴重な写真を織り交ぜ、やわらかな語り口調で綴られている。特に興味深かったのは、96年に開催されたオリジナルさんピンCAMPに出演していなかった理由、MICROPHONE PAGER、雷クルー結成時の話だろう。当事者しか知り得ない話が多く、貴重な話で溢れている。90年代に日本語のラップが直撃した方なら1日で読み終えてしまうだろう。TWIGY自身がヒップホップから受けた愛と未来を見据えた締め括りには大きく共感し、私自身も1978年に誕生した本家のヒップホップから何を学び、どう恩返しが出来るかをも考えさせらるものだった。

 

TWIGY氏は現在福岡在住なので東京でライブが中々見れないのですが6/10(金)に東京で久々にライブがあるようなのでご紹介。

2016.6.10(FRIDAY) “TWIGY Live
@sybuya Club ASIA / Open23:00~
DOOR¥3000 With Fryer¥2500

同日ですが 妄想MURO NIGHT! という私が主催するパーティーもございますのでこちらもよろしければチェックしてみてください。

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2016-06-10(Sat) 23:15~06:06
妄想 MURO NIGHT! ~ DAI SAN DANRAKU ~
@Ucess the lounge
2000yen 1D (先着100名様に特典MIX-CD付き)

[GUEST DJ]
BEN THE ACE
MACKA-CHIN

[LIVE]
MOUSOU PAGER

[妄想MURO DJ]
LADY-K
Lark Chillout
Kuma the Sureshot
Sir Y.O.K.O.PoLoGod.(Threepee Boys / Juke Joint)
showgunn
Text by Sir Y.O.K.O.PoLoGod.